このページでは、ジギングロッドの選び方について説明しています。釣り初心者の方は初めて買う際の参考に、中級者以上の方は改めて買う時のポイントを整理するために、是非参考にしてください!
もくじ
ルアーフィッシングの一種で、海底に沈ませたメタルジグをリズミカルにしゃくりながら巻き上げて、様々なアクションを与えてフィッシュイーターといわれる魚に口を使わせる釣りのことです。
ジギングロッドの別名で、『オフショアロッド』と呼ばれることもあるように、岸ではなく船上で使用されます。
同じオフショアロッドで、キャスティングロッドも存在しますが、キャスティングロッドはメタルジグをしゃくるロッドではなく、ルアーをキャストするロッドとなっており、ジギングロッドに比べ全長が長いロッドが多です。
ジギングは主に4種類の釣り方に分かれます。下記が4種類のジギングの特徴です。
ジギング | ハイピッチジャークと呼ばれる早いアクションでメタルジグをしゃくり、逃げ惑う小魚を演出する。主に青物を狙う釣りでバーチカルジギングとも呼ばれる。 |
スロージギング |
ハイピッチとは逆で、ベイトタックルを用いて、スローピッチジャークと呼ばれる遅いアクションでメタルジグをしゃくり、弱った小魚を演出する。 昔のジギングと言ったら、スピニングタックルでジャカジャカしゃくる釣りが主流だったが、最近では、ベイトリールでスローに誘う釣りが流行している。 |
ライトジギング |
近海ジギングとも呼ばれ、水深100m以下の場所で、100g以下のメタルジグを使うライトタックルを使用したジギング。 ※ライトジギングという位置付けの線引きは、地方によって異なります。 最近では、60g以下のジグを使いよりライトなジギング【スーパーライトジギング】という釣りも流行り出している。 |
ディープジギング |
200m以上の深場を200g以上のメタルジグを使うジギング。 500gといった重たいメタルジグも販売されており、体力的に過酷な釣りのため電動リールを用いる方も居る程。 |
他の釣りと大きく異なる特徴は、ロッドのグリップが長く、画像のように脇に挟んでメタルジグをしゃくったり、魚とのファイトがしやすい設計となっていることです。
4種類のジギングの釣り方に適したロッドを表にまとめてみました。
ジギング | 重たいメタルジグを激しくしゃくったり、大物とのやり取りで負けないパワーが必要なため、比較的硬めで短い5~6.5フィートの先調子スピニングロッドが多い。 ロッド自体の張り(反発力)はあまりなく、粘り重視のカーボン素材を使用していることが多い。 |
スロージギング | 6.5フィート前後の胴調子アクションのロッドが多い。ロッドのしなりを活かしてしゃくる事が多いため、比較的柔らかいが、張り(反発力)の強いベイトロッドとなっている。 |
ライトジギング | 通常のジギングロッドを柔らかくした感じが適している。スピニング・ベイトロッド共に販売がされている。 反発力はあまりなく、6.5フィート前後のロッドが多い。 |
ディープジギング |
スロージギングロッドより硬めとなるベイトロッドが適している。 基本的に小型の魚をターゲットとするため、ロッド自体に瞬間的な負荷が掛かる事は少なく、強靭なロッドは必要ない。 |
青いランナーとも呼ばれ、強烈なファイトを楽しませてくれるジギングで人気No1のターゲットです。
ジギングロッド | スロージギングロッド | ライトジギングロッド | ディープジギングロッド |
〇 | 〇 | 〇 | × |
東北地方や伊勢湾で人気の真鯛ジギング。
近年ではタイラバで鯛を釣るのが大人気となっていますが、甲殻類ではなくイワシを捕食している真鯛には、ジギングが有効です!!
ファイト中には、竿が叩くような首振りをし、独特な引きでアングラーを楽しませてくれます。
ジギングロッド | スロージギングロッド | ライトジギングロッド | ディープジギングロッド |
△ | 〇 | 〇 | × |
メタルジグを着底してすぐにヒットする場合は、底物の可能性が高く、青物を釣っている際も嬉しいゲストとして登場してくれます。
基本的にスロージャークが適しており、より深場の中深海の魚を釣る際は、ディープジギングで狙う事となります。
100g以下のメタルジグで釣れる浅場であれば、ライトジギングロッドでも対応可能。
食べておいしい魚でもあり、人気は高いですね。
ジギングロッド | スロージギングロッド | ライトジギングロッド | ディープジギングロッド |
△ | 〇 | 〇 | 〇 |
爆釣していたかと思えば、パッタリと釣れなくなったり神出鬼没の存在から、そのように呼ばれることも。
鋭い歯と立って泳ぐ習性が特徴です。
日中は深場に居るため、150g以上の重たいメタルジグで深場を探る釣りとなりますが、夜には浅場に浮上してくるため軽いメタルジグに柔らかいロッドで、手軽に数釣りが楽しめます。
日中はスロージギング、夜はライトジギングロッドで狙うのが一般的ですね!
ジギングロッド | スロージギングロッド | ライトジギングロッド | ディープジギングロッド |
△ | 〇 | 〇 | △ |
一般的な近海でのジギングならば、 6.5フィート前後のジギングロッドが適当。
短いもので5フィート、長いもので7fフィートのものがほとんどとなっています。
一般的な近海でのジギングならば、 120~ 150g前後までのジグウェイトをしっかりとアクションさせることができるジギングロッドと、この竿に適するメインラインの強度と、そのメインラインが200~300m巻くことができる大きさのジギングリールの組み合わせで、10キロクラスまでの青物ならおおよそ対応できます。
ロッドの適合ウェイトよりも軽いメタルジグでアクションさせようとすると、シャクっても竿が曲がらずにジグが動きすぎてしまいます。そのためにジグのフックにラインが絡みつくといったトラブルが起こりやすいです。
逆にジグが重すぎるとシャクってもロッドが曲がりすぎて肝心のジグまでシャクリのアクションが伝わっておらず、思い通りにジグをアクションさせられません。
・硬い竿=ロングジグをメインに使用し、ジグを早くシャクるハイピッチジャークという釣り方に適しています。
・柔らかい竿=平べったい重心が中心近くにあるスロー系ジグをゆっくりとシャクって、フォール(落下)の際のヒラヒラと弱った魚が落ちる動きを演出するスロージャークという釣り方に適しています。
ジギングロッドに表記してある適合ジグのウエイト表示(オンス)。オンスとは重さの単位で、1オンスが約28グラムです。
4OZの記載がある場合は、112グラムとなります。
ただ、ジギングロッドはキャスティングロッドと比べ、瞬間的な負荷が加わらない釣りのため、ロッドに記載してある適合負荷を超えるジグを使用するアングラーが多いです。
スロージギング用ロッド、タチウオジギング用ロッド、タイラバ用ロッドなど用途に応じた様々な竿が販売されています。
特にスロージギング用ロッドの性能は異質であり、使用方法も独特です。ロッドの適合ウェイトにあった専用のメタルジグを使い、リールの巻き上げによる負荷でジギングロッドを曲げ、その後曲がったロッドがしっかりと反発してくれることで水中のメタルジグがアクションをする。
この一連の動きが可能になることがスロージギングのロッドには求められます。
メインとなる硬さを中心に、前後の硬さを加えた計3種類のジギングロッドを準備して釣りに臨むことが理想的です。
まずは、どんな魚が釣りたいかを決めましょう。
どんな魚が釣りたいかで、釣り方が決まってきます。
釣り方が決まってくれば、大まかな適合ジギングロッドが見えてきます。
よくあるのが、真鯛や底物などの中型魚を狙っているのに、時々大型の青物が掛かってしまうこと。
岩礁帯などの根に突っ込んでしまう習性を持つ【ヒラマサ】だと、ライトタックルではどうしようもできないことが多いですが、ブリやカンパチなどは慎重にやり取りをすれば無事に釣り上げれることが多いです。
基本的にライトタックル(ジギングロッド)でも、パワー的には問題はありません。
大物乱入の可能性が高いようであれば、少し太めのラインを巻いておきましょう。
基本的には近海などの浅場では柔らかめのジギングロッド、深場では硬めのジギングロッドを使用します。
水深で使用するジギングロッドの硬さが異なる理由は、水深によって使用するメタルジグの重さが異なるためです。
軽いメタルジグで深場を狙おうとしても、潮流でメタルジグが流されてしまい、底まで到達しません。
そのため、水深に合わせて底までしっかりと到達する重さのメタルジグを選ぶ必要があります。
使用するメタルジグの重さが決まれば、適合するジギングロッドが見えてきます。
使用するメタルジグが軽く、女性の体力でも釣りが楽しめる【ライトジギング】からジギングを始めるのがオススメ。
ライトタックルで強烈な引きを見せる海のターゲットとのやり取りは、スリリングで病み付きになりますよ。
メーカー/商品名 | シマノ/グラップラーBB タイプLJ B63-2 | 新品価格 | 19,900円 |
全長 | 6フィート3インチ | 継数 | 2本 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | MAX 160g | 自重 | 117g |
仕舞寸法 | 145.4cm | 先径 | 1.8mm |
適合ラインPE | MAX2号 | カーボン | 89% |
向いているフィールド | 水深120mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 真鯛、シーバス、タチウオ、青物、根魚 |
真鯛、シーバス、タチウオ、青物や根魚などを対象にしたライトジギング専用に設計されたシマノ【グラップラーBB】。
このジギングロッドの特長はジャークスタイルやジグのタイプを限定せず、ジグの操作性を向上させた汎用性にあります。
ソフトなティップとストロングなバットのカップリングは繊細で、スローな誘いにもメリハリの効いたテンポの速いジャークにも対応。不意の大型青物にも通用するパワーを有しています。
ラインナップはスピニング4機種、ベイト4機種の計8機種。扱いやすい63レングスとより繊細に誘える66レングスのラインナップとなります。
メーカー/商品名 | シマノ/グラップラーBB タイプLJ B63‐3 | 新品価格 | 20,300円 |
全長 | 6フィート3インチ | 継数 | 2本 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | MAX200g | 自重 | 123g |
仕舞寸法 | 145.6cm | 先径 | 1.8mm |
適合ラインPE |
MAX 2号 |
カーボン | 88.7% |
向いているフィールド | 水深150mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 10㎏までの青物、真鯛、シーバス、タチウオ、根魚 |
初心者にもおすすめしました。ジギングにチャレンジしたい方への最初の1本にイシグロが自信を持ってお勧めできる商品です。同シリーズのB63-2と超僅差でしたがB63-3がイシグロでの販売数堂々1位となりました!!
近隣釣り場での仕様に合わせて硬さを選べば完璧です。是非イシグロスタッフに相談ください。
メーカー/商品名 | 天龍/ホライゾンLJ HLJ611B-FM | 新品価格 | 39,500円 |
全長 | 6フィート4インチ | 継数 | 1本 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | MAX 200g | 自重 | 137g |
仕舞寸法 | 186cm | 先径 | 1.9mm |
適合ライン | PE0.8~1.5号 | カーボン / グラス | 84% / 16% |
向いているフィールド | 水深200mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 真鯛、シーバス、タチウオ、青物、サクラマス、イサキ、アマダイ |
メーカー/商品名 | ダイワ/ソルティガLJ 62XXHB TG | 新品価格 | 54,500円 |
全長 | 6フィート2インチ | 継数 | 1本 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | 160g | 自重 | 150g |
仕舞寸法 | 188cm | 先径 / 元径 | 1.5mm / 9.4mm |
適合ウエイト | ジグ80g~200g | カーボン | 85% |
向いているフィールド | 水深120mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 真鯛、シーバス、タチウオ、青物、根魚 |
メーカー/商品名 | CBワン/SSRテクニカルライト SSR613RB チタンSIC | 新品価格 | 40,000円 |
全長 | 6フィート1インチ | 継数 | 1本 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | 150g | 自重 | ー |
仕舞寸法 | 185cm | 先径 | ー |
元径 | ー | カーボン | ー |
向いているフィールド | 水深120mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 真鯛、シーバス、タチウオ、中型青物、根魚 |
シャープ&センシティブ。鋭利な感度と高い操作性能にさらに磨きがかかり、最新の製法で新たに生まれ変わったニューSSRシリーズ。
従来のコンセプトを継承し、パワーと耐久性、感度、操作性など、ライトジギングロッドに求められる基本性能の大幅な向上を実現しました。
細く、強く、耐久性の高いスーパーブランクスに超軽量のガイドと最新のパーツで纏った、次世代のライトジギングロッドシリーズです。
150gまでのジグ操作に対応するパワー&アクション。フォール中の僅かなバイトも手元へと確かに伝える、優れたコミュニケーション能力。
軽快でありながら筋肉質で強靭なブランクはサワラやマダイなどのライトターゲットから、10キロクラスのブリも混在するようなタックル選定が難しい状況下に幅広くマッチします。
メーカー/商品名 | メジャークラフト/3代目クロステージ CRXJ-B64ML/LJ | 新品価格 | 13,700円 |
全長 | 6フィート4インチ | 継数 | 1 |
鉛負荷(ジグ最大重量) | MAX150g | 自重 | ー |
仕舞寸法 | ー | 先径 | ー |
元径 | ー | カーボン | ー |
向いているフィールド | 水深120mまでの近海エリア | 最適なターゲット釣種 | 真鯛、シーバス、タチウオ、中型青物、根魚 |
まずは、ライトタックルを使用したお手軽な【ライトジギング】から始めるのがおすすめです。
ライトジギングなら、真鯛や太刀魚、シーバスから青物まで、たくさんの魚に出会う事ができます。
昔のジギングのイメージとは違い、体力任せの激しいジギングではなく、体力に自信のない女性でも楽しめる【ライトジギング】からジギングの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まずは、ジギングサービスを行なっているお近くの船宿さんや、お近くの釣り道具屋さんに問い合わせしてみて、最近の釣況や使用するタックルを聞いてみるのが一番良いでしょう!
以上、「【2019年版】ジギングロッドについて 基礎知識、特徴の解説とおすすめ5選!」でした!ご精読ありがとうございました!
▼伊勢湾ジギングのジギングロッドなどのタックル選びはコチラの動画を参考に♪
しばらくお待ちください